— 少ない収入でも“心の余裕”を取り戻し、自分の時間を“自分の意思”で使う生活 —
こんにちは、なつPです。
私事ですが、数年前に転職しました。
その結果、年収が大幅に減りました。
物価も上がり続けている今、収入が減るというのは決して楽なことではありません。
それでも私は、「それでもいいから、働き方を変えたい」と思いました。
仕事に追われていたのも、もちろんあります。
でも本当に苦しかったのは、自分が楽しくないことに、時間も思考もどんどん使っていたことでした
まるで自分が自分じゃないような、自分自身を見失ったような状態。
毎日を過ごしているうちに、「自分の人生って、こんなイメージだったかな?」と思うことが増えていきました。
そんな思いから、一度立ち止まって、自分自身と向き合うことを決めました。
実際、覚悟を決めてから働き方を変えるまでには、3年ほどかかりました。
以前より収入は少なくなりましたが、今は「けっこう幸せだな」と感じることが増えました。
- 自分が喜ぶための時間を増やすこと
- 自分で稼ぐ力を身につけること
- 大切な人を大切にするための「ゆとりある心」でいること
こういう生き方に近づけるように、日々、試行錯誤しながら過ごしています。
この記事では、私がなぜ年収が下がると分かっていても働き方を変えたかったのか──実際に何が変わったのか──そんな経験談を紹介します。
「仕事と人生のペースが合わなくてしんどい
」
「自分の時間を、もっと自分のために使いたい」
「自分の人生を取り戻したい」
そう思っている方に、こんな人もいるんだな〜と軽い気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
毎日すり減っていく心と、消えていく人生の時間

働き方を変えた理由を話すには、少しだけ昔の自分を振り返る必要があります。
プレイヤーとして働いていた頃は、給料が少なくても気になりませんでした。
それ以上に仲間と協力して仕事を達成するのが楽しくて、毎日会社に行くのが楽しい!と感じるくらい充実していました。
お金のこと以上に働くこと自体が楽しく、その結果として評価も給料も上がり、気づけば貯金も増えている——まさにそんな好循環の中にいました。
でも、責任ある立場になりはじめてから、流れが変わりました。
自分の判断には間違いがなくても、全体で起きたミスの後処理を一手に引き受ける、 そのプレッシャーが負担でした。
- 担当している契約でミスが出て、大きな損害につながったら…
- 会社からダメなレッテルを貼られて、減給されたらどうしよう
- 最悪、職を失ったら…
そんな不安が毎日頭から離れず、ずっと緊張状態でした。
それでも、会社からの収入に100%頼っている状態だったので、しがみつくしかなかったんだと思います。
立場が上がるほど給料は上がっていくけど、
その生活を守るため、さらに会社にしがみつく理由が増えていく──
今考えるとツッコミどころ満載なんですが、当時の私は、頭も心も時間もすべてに余裕がありませんでした。
- 朝6時台に家を出て、帰宅は21時
- 責任とプレッシャーで、休みの日でも仕事が頭から離れない
- まとまった休みがとれず、実家にも帰れない
- 給料は平均以上なのに、なぜか増していく漠然とした将来への不安
こんな生活が何年も続いていましたが、「なにかを我慢して自らを犠牲にして働くのは当たり前。
そうやってみんな働いているんだから」と思っていました。

しかし、ベットの中で60歳になった自分が、今の人生を振り返っている姿を想像することがよくありました。
その未来の自分は、いつも同じことを思っていました。
自分の人生、結局なんだったんだろう…?
そして意識を今に戻すと、なんともいえない悲しさや怖さを感じていました。
これをどう解決すればいいのか、何度も紙に書き出しながら、自分の気持ちを掘り下げていました。
- 理想の生活ってどんな暮らし?
- 毎日、感謝できているか?
- 何をしたら「楽しい・嬉しい」と感じられる?
- 会いたい人や感謝を伝えたい人に、会えているか?
- どんな毎日に幸せを感じるか?
何度考えても同じ答えしか出てこず、分かったのは「この生活を続けていてはいけない」ということでした。
働き方を変えるための下準備

働き方を変えるために、まずは異動できないか会社に相談しましたが、願いは叶えられませんでした。
そこで、思い切って「転職」に踏み切ることになります。
転職条件の中で、ひとつだけ譲れないものがありました。
それが、“在宅ワーク”。
しかし、当時の私には在宅ワークにつながるスキルがほとんどありませんでした。
また在宅ワークができる企業は、会社の財力や方針に左右される部分も大きいのが現実です。
そんな都合のいい企業に、はたして採用してもらえるのか…
とりあえず、すぐにでもどうにかなる問題ではなかったので、長期戦で準備することにしました。
まず始めに取り組んだことは、次の4つです。
- 在宅ワークできるスキルを身につける
- 自分に合う副業の職種を見つける
- 気力・体力・メンタルの強化
- 貯金する
1.在宅ワークできるスキルを身につける
毎日、往復3時間半の満員電車に体力を削られていた私にとって、通勤負担を減らす働き方は最優先。
ペットがいるため、家賃を考えると職場近くに引っ越すのは現実的ではありませんでした。
まずは、今の環境でできる在宅ワークに近づく準備をはじめました。
- 職場環境を「勉強の場」として使う
- 苦手だったOffice(特にExcel)を率先して引き受ける
- 通勤中や土日はWebデザインの勉強をする
「ここ(職場)で身に付けられるものは、もう何もない」と思っていましたが、目線を変えてみると、学べることやできそうなことがまだまだありました。
VBAやクエリ、簿記やキャリアコンサルタントなんかは魅力的
2.自分に合う副業の職種を見つける

年収が下がっても耐えられる収入源の確保と、自分の時間を取り戻すには、会社に依存しない働き方が不可欠だと痛感しました。
だからこそ、ここで副業を始めることを決意しました。
最初に挑戦したのは、報酬水準が高いといわれるシステムエンジニアでした。
試しに勉強してみたら、レベルが高すぎるし興味も続かない…「自分には向いてないな」と感じ、すぐにやめました。
その後も、せどりや物販、SNS運用代行など、さまざまな副業を調べては挑戦を考えていました。
そんな中、次に目を向けたのがWebデザインでした。
ずっと興味はあったのですが、報酬は控えめ。
さらにAdobe製品(Illustrator・Photoshop)などの初期投資がかなりかかることもあって、なかなか踏み出せずにいました。
しかし、今回は本気で生き方を変えなきゃいけないという切羽詰まった想いたっだので、行動に移すことができました。
実際に学んでみると、意外と性に合っていました。
苦手意識のあったコーディングも面白く感じられるようになり、なにより作業に没頭できる時間が楽しい。
「これなら続けられそう」と思うようになりました。
この選択が、後の副業に大きく活かされることになります。

3.気力・体力・メンタルの強化

当時の私は、原因不明の体調不良によく悩まされていました。
胃やおなかの違和感、めまいやよく分からないダルさなど、病院で診てもらってもとくに異常はなく、「自律神経が乱れているのでしょう」と言われるだけでした。
どれだけ働き方を変えたくても、基本となる健康が揺らぐと、なかなか前に進みません。
そこでまずは、疲れにくい身体づくりから始めることにしました。
- ジムで集中力と体力をつける
- 食事を野菜とたんぱく質中心に変える
- 本を読んで思考を整える
時間に限りがある中でも、「ジム」と「読書」の2つだけは生活の中に取り入れるようにしたところ、時間は変わらないはずなのに、以前より時間に余裕があるかように感じられるようになりました。
なにかが変わり始めていることに気づいた瞬間でした。
心のゆとりが「時間のゆとり」を生んでくれる、そんな感覚。
4.貯金する

正直にいうと、当時はほとんど貯金がありませんでした。
初心者として身につけたスキルで在宅ワークを選んだら、年収は確実に下がると覚悟していたので、少しずつ貯金を始めることにしました。
結果、残高はかなりギリギリになりましたが、貯金があったおかげで何とか乗り切れました。
もし貯金がなかったら仕事選びに焦って、きちんと自分に向き合わずに仕事を始めていたかもしれません。
お金が減っていく不安に、自分の判断や感情を左右されないよう、少しでも貯金をして余裕を確保しておくことの重要性を痛感しました。
在宅ワークが現実になったのは、およそ3年後…
そして、この準備を始めてから約3年が経ち、ついに念願の(ほぼ)フル在宅ワークに転職できました。
年収は、けっこう下がりました(苦笑)。
その代わりに通勤ストレスから解放され、「これから副業に本気で挑戦できる!」というワクワク感のほうが、当時は大きかったです。
少ないお金でから生み出す小さな贅沢とブログのはじまり

年収が下っても、金銭感覚はすぐには変わりません。
さらに1〜2ヶ月遅れてくるクレジットの請求…
しばらく手取りの感覚もつかめず、貯金が10万円切りそうになったときは、さすがに本気で焦りました。
このあたりからようやく、「ちゃんと節約しなきゃ…」と向き合うようになります。
SNSの投稿で学んだ節約術も参考になりましたが、最初にやってよかったのは、『バビロンの大富豪』でも有名な「収入の10分の1を貯蓄する」という習慣でした。
手取りが少ない人ほど、効果を実感しやすい気がする!
ただ、節約をしすぎると心がさびしくなるし、我慢ばかりだとストレスが溜まります。
たまにはちょっとした贅沢もしたい。
そこで、普段なら買わない牛肉を買って、YouTubeを見ながら料理してみました。
すると、これがびっくりするほど美味しい。
『家で、しかもこの値段でこれが食べられるんだ!感動…』
手取りは少なくても、小さな贅沢を味わえる暮らしもいいなと実感しました。
そこから、家で楽しめるちょっといい体験を集めるのが楽しくなり、小さな贅沢を記録できる場所を作ろうという気持ちから、ブログを始めることにしました。
ちなみに、なぜSNS全盛の時代にブログを選んだのか、その理由はまた別の記事でゆっくり書こうと思っています。

働き方を変えて、今思うこと

今は、本業の仕事量を抑えながら、自分の時間を確保し、別の収入源を育てる生活をしています。
実際は、2つの仕事を掛け持ちしているようなものなので、机に向かう時間は以前より長くなりました。
それでも、不思議と前より疲れにくいし、気持ちも体もだいぶ元気です。
ただ、この働き方にはメリットもデメリットもあって、きれいごとだけじゃ語れません。
今、実際に感じているメリットとデメリットをまとめました。
- 心と体を大事にできている
- 以前より心に余裕ができた
- 夕食が早くなり、胃もたれが減った
- 通勤で削られていた時間・体力を自分のために使える
- 家族やパートナーと過ごす時間を楽しめるようになった
- 収入は少ないけど、人に優しくなれた
- 副業で自分の可能性を広けられる感覚がある
- 人との出会いが極端に減る
- 意識しないと運動不足になる
- 少しオシャレ度が下がる
- 会社で出世したい人には物足りない働き方
- 小さな幸せに気づけないときはしんどい
- 将来の不安は、正直まだ完全には消えない
- 仕事を辞めなかった場合の金銭的な暮らしを想像してしまう
- 稼げない時期は決断が揺らぐ
収入が下がる選択は、正直おすすめできるものではありません。
でも今回、私はそのおかげで『時間と心の余裕』をかなり取り戻すことができました。
老後資金についても不安が残る時代。
不安はゼロではないけれど、それでも今の暮らしは以前よりずっと穏やかになりました。
まとめ|自分を優先する生き方にシフト

ここまで私事の記事でしたが、読んでいただきありがとうございました。
今は、副業でさらに可能性を広げながら、会社の仕事もまだ続けるつもりです。
私は、自分で仕事をゼロから作れるほどの才能があるタイプではないし、会社という仕組みに助けられてきました。
厚生年金や福利厚生を活かしつつ、会社の仕事を続けながら副業に挑戦するほうが安心だと感じています。
まだまだ挑戦の途中なので、この先どうなるかわかりませんが、成功も失敗も素直に発信していこうと思います。
会社にしがみつかなくても、なんとかなる。
副業の道筋が見えてきたら、いつか会社を手放しても大丈夫。
そして何より、自分のことをもっと大切にしてほしい。

