悩む人副業の時間、どうやって作ってるんですか?
会社員をしながら副業をしていると、たまに聞かれることがあります。
私は最初から要領よくできたタイプではありません。
それまで、仕事をしながら副業の時間を確保するのが難しくて、副業に取り組み始めるまでに何年もかかり、始めてからも何度も挫折しかけました。
そして、習慣として定着するまでに、実質8ヶ月もかかりました。
- 5時に起きられない
- 夜は疲れて作業できない
- 予定が入れば作業できない
- 副業をやりたいのに、時間がない
それでも、「どうやって時間を作れたか?」と聞かれたら、実は時間の使い方だけでは説明できません。
- 仕事環境を変えて、時間を確保しやすくする
- 習慣化できるまで根性でなんとか続ける
- 習慣化のコツを掴む
- 短時間でも成果を出せるようになる
こんな風に少しずつ段階をふんできたことで、今は副業に向き合える時間ができています。
この記事では、私が8ヶ月かけて見つけた「副業を続けるための4つの仕組み」と、実際の平日のルーティンを紹介します。
「副業する時間がない」という方が、自分の生活の中に無理なく副業時間を組み込むヒントになれば嬉しいです。
仕事環境を変えて副業に挑戦を決めた環境編のストーリーはこちら↓↓↓

「3ヶ月で習慣化」できなかった、でも諦めなかった8ヶ月

新しい習慣が定着するまで約3ヶ月(66日)
この言葉は、ロンドン大学の研究をもとに、習慣化について語る本や記事などでよく紹介されています。
もちろん個人差がありますが、私の場合、かなり真面目に取り組んでいたにもかかわらず、習慣として定着するまでに、半年以上(実質8ヶ月)かかりました。
半年を過ぎた頃は、世の中に出ている習慣化の本に、ものすごい疑いを持つようになっていました(笑)。
「仕事も長く続かないし、自分は習慣化ができないタイプの人間なのではないか?」 そう考えたこともあります。
しかし、それでも続けられたのは、「今回こそ人生を変えたい」という気持ちと、なんとか続けようとする根性だけでした。
8ヶ月が過ぎたある朝。
数日前から、起きたら自然と机に向かって作業を始めていたことに気づきました。
「やらなきゃ」という重い気持ちではない、特別に気合いを入れているわけでもない、自然と机に向かっていました。
やっと習慣化できた瞬間でした。
振り返ってみると、それまでの過程の中で少しずつ「自分なりの続けられるやり方」が分かってきたのだと思います。
ここからは、私が習慣化するうえで特に大きかった4つの仕組みを紹介します。
時間管理より大切だった、4つの習慣化の仕組み

習慣化の仕組み
- 理想のモーニングルーティンをそのまま真似しない
- 作業を始めるトリガー(スイッチ)を作る
- 「できない自分」をどこまで許すか決める
- 週に1日は「誰かの日」をつくる
1.モーニングルーティンを「やること」自体を目的にしない
朝活で副業を始めようと思ったとき、まずはモーニングルーティンの本を何冊か読みました。
次のような理想的な朝の過ごし方が紹介されています。
- 5時に起きる
- 散歩する
- ジャーナリングする
- 瞑想する
- 読書する
- 朝食を整える
実際に全部できた日は、朝から達成感で気分もよかったです。
しかし、ここに落とし穴がありました。
モーニングルーティンをやることが目的になってしまい、肝心の副業作業はほとんど進んでいなかったのです。
それなのに「今日もちゃんと朝活できた」という謎の達成感だけは残る。
今思えば、早起きした貴重な1時間〜1時間半を朝活をこなすことに使ってしまっていた感覚でした。
現在は、起きたら「今日の理想的なスケジュール」を5分だけ書き、すぐにパソコンを立ち上げるようにしています。
理想のルーティンをこなすことと、副業を進めることは別物でした…
世間の理想ではなく「自分の目的に合ったモーニングルーティン」に変えていく
2.「始めるトリガー」を作る

次に紹介するのは、作業を始めるための自分だけのスイッチを決めておくことです。
私の場合、最初から意識してトリガーを決めたわけではありませんが、これをすると自然と自分の中のスイッチが入るという行動に気づきました。
私の場合、その一つが「着替えること」でした。
早起き自体を目標にすると、5時に起きられなかっただけで自己嫌悪に陥りがちです。
それなのに、起き抜けにスマホで漫画を読んでしまう癖がなかなか抜けず、気づけば布団の中で30分経っていた…、ということがよくありました。
つまり、自分にとっての課題は何時に起きるかではなく、「起きてから机に向かうまでのタイムラグ」。
パジャマだと寝起きモードのままですが、少しだけ気合いの入る服に着替えると、なんとなく「できる人」のような気分になれて、速攻でスイッチが入ります。
といっても、スウェットですが──。
これは行動科学でいう『if-thenプランニング = 〇〇したら△△する、という行動をワンセットにする』 に近い考え方です。
ある行動と作業開始をセットにすることで、「何をしよう・いつ始めよう」と迷う時間を減らし、行動に移しやすくなります。
人によってはコーヒーを淹れる、腕時計をつける、特定の曲を聴く、などが開始トリガーになるかもしれません。
ぜひ、自分なりの開始トリガーを見つけてみてください。
実際の朝ルーティン
- 顔を洗う(1分)
- 水を飲んで、続いて白湯を飲む (3分)
*このタイミングで前夜に書いた今日のTo Do Listを確認 - 猫にごはんをあげる (3分)
- ゴミを捨てる (2分)
- 着替える (1分)*トリガー
- 机に向かう
ポイントは、起きてから副業を始めるまでのタイムラグを短くする。
3.「できない自分」をどこまで許すか
個人的に一番難しかったのが、ここです。
「できない時に、どこまで許すか」という、さじ加減です。
私はノートに「理想の1日のスケジュール」を書き出しTo Doをこなしていきますが、できないこともよくあります。
- 5時に起きられなかった
- リストに書いてあることができなかった
- スマホを3時間以上見てしまった
- ジムに行かなかった
自己啓発やビジネス本では、小さなプラスの積み重ねが大きな未来をつくる「1.01の法則(1日1%だけ進めば、1年後には約37.8倍になる)」といった考え方がよく紹介されます。
理屈は分かっていても、1%でも許せない自分がいました。
やるべきことが達成できて、初めてOK。
できなかったら「今日はできなかった」と自分のだらしなさを責める。
自分の中では、0か100かしかありませんでした。
しかし、続けているうちに、「ここまでできなかったらアウト。でも、ここまでならOK」という、自分なりのさじ加減が少しずつ分かるようになりました。
それが分かってから、ずいぶん楽になりました。
「毎日1%だけ進めばいい」を理解して、実際の生活の中で運用できるようになるまでには、続けてきたからこそ分かったことも多かったんだな、と思います。
私が実際に許せるようになったのは、こんなことです。
起きられなかった日は「ダメ」ではない
目標の5時に起きられず、6時に起きて作業時間が30分〜1時間しかできなくても、今はあまり気にしません。
「もし時間が足りず必要ならリカバリーは今週中にやればいい、短い時間でも、どれだけ集中して充実した作業ができたかを重視しよう」、と考えられるようになったからです。
たとえば、
- 作業の進み具合がよかった
- 斬新なひらめきが湧いた
- 面倒なことを完了させた
- 次にやることが見えてきた
このように時間よりも、作業の濃さや次のアクションに向けたモメンタム(勢い)で自分の進捗を捉えています。
何日も甘やかし続けるのは違うと思いますが、その週の中でリカバリーできる範囲なら全然問題ないと、思えるようになりました。
起きる時間より「作業の質」で勝負。足りなければ週内でリカバリーを目指す。
眠すぎる日や体調が悪い日は無理しない、体調を戻すことが最優先
副業を続けるための土台は、結局のところ健康と体力、そしてそこから生まれる集中力です。
情報発信系の副業なんて家で座り仕事だから、多少体調が悪くても大丈夫だろうと思ったらとんでもない。
副業は「一人社長」のようなもの。
体力も脳も消耗しやすく、とにかくめちゃくちゃ疲れます。
だからこそ、体調管理が最優先だと考えるようになりました。
体調が悪い時は、遠慮しないで本気で休む。
1日何もしない日があってもOK、でも絶対次の日はやる。

私の場合、1日は完全に習慣から離れられても、2〜3日休むと戻るのがキツくなります。
自然とできていたことも、3日も離れると「やらなきゃ」という強迫観念を抱きながら作業をすることになります。
そのため、まったく作業をしなかった次の日は、少なくとも30分以上、何かしらの関連作業をするようにしています。
完全に離れるのは1日まで。
このように、続けるうちにコツを掴み、作業の進みがよくなってくると、時間だけで成果を測る必要がなくなりました。
すべきことを1日単位でチェックするのではなく、週単位で見て「ここまでできれば週内にリカバリーできるからまぁOK」と割り切ることも大切です。
1日の副業進捗が10〜80%でも全然OK!
4.週1日は「誰かの日」をつくる
もう一つ、大切にするようになったのが、誰かのために時間を使う日を作ることです。
副業を始めた理由を考えてみると、「人生をもっと自分でコントロールしたい」「家族や大切な人との時間も大切にしたい」と思っていたから。
なのに、副業をがんばるあまり、人と会っていても「早く帰って作業したい」と考えてしまい、楽しめなくなっていた時期がありました。
これは完全に本末転倒です。
そこで、週に1日は「大切な人を優先する日」を作るようにしました。
その日は、会う約束の時間までに少しでも副業を進められたら「よくできた」ことにしています。
もし全く作業できなくても、「完全に離れるのは1日まで」ルールを使います。
時間管理の視点で見ると非効率に見えるかもしれませんが、そもそも「何のために副業をしているのか」という本来の目的に立ち返らせてくれる、大事な仕組みだと思っています。
週末のうち1日は予定があっても、もう1日は予定を入れないように意識しています。
「1時間ジム+3時間の作業」が「5時間ぶっ通し作業」に勝つ

平日は週2〜3回、朝に1時間ほど作業をしてから、ジムに行くという流れも作っています。
だいたい1日おきのペースです。
ジムも同じで、2日休むと罪悪感、3日休むともう行きたくないに変わってしまうので、30分しか行けなくても、なるべく1日おきに行くようにしています。
そんな中で気づいたのは、
- 1日目はジム1時間+副業2〜3時間、2日目はジムに行かず副業5時間
- 2日間、ジムに行かず副業を5時間する
この2つを比べると、前者のほうがモチベーションが高く、質のいい作業ができることが多いということです。
運動が認知機能や集中力に良い影響を与えることは、複数の研究でも示されています。
また、実体験から感じたように、時間を全部作業に注ぎ込むより、運動の時間を組み込む方がメリットがある、という考え方にシフトしました。
続けるための土台が健康・集中力・体力である以上、私にとってジムは「副業時間を削るもの」ではなく、むしろ副業のパフォーマンスを維持するための投資だと捉えています。
会社員のリアルな平日スケジュール
こちらが、現在の実際の平日スケジュール(在宅日)です。
- – 5:30 起床
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- 朝のルーティン
- 5:30 – 9:00 副業作業
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- 6時までに机に座れればOK
- ジムや出社の日は、1〜1.5時間ほど作業
- 通勤中は、読書や情報収集やネタを考える時間
- 9:00 – 9:30 支度
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- 仕事中に飲むカフェラテを作り、仕事モードに切り替える
- 9:30 – 18:00 本業
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- 昼休みはマンガを読む
- 情報収集やネタを考えたり、まれに副業作業をしたりすることもある
- 18:00 – 20:00 夕食と家事
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- 夕食、家事、小さな所用など日常の雑務を片付ける
- 食べることが好きなので、夕食はしっかり作ってしっかり食べる
- 20:00 – 21:00 副業作業
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- 軽めの作業を10分だけする日もあれば、1時間くらい作業する日もあります
- 夜は少しだけでもできたらOK
- 21:00 – 22:00 入浴・リラックスタイム
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- この時間によくSNS動画をみます(寝る前なので本当はスマホを見るのは止めたい)
- 22:00 - 就寝
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- ベットに移動して、読書をしてから就寝
- 寝つきがあまりよくないので、実質22:30〜23:00頃に眠りにつく
立ち上げ期は、睡眠を削ってでも勢いで1日4〜5時間がっつり副業作業に向かっていました。
今はやり方が固まってきたので、以前より短い時間でも似た成果を出せるようになり、1日3時間、多くても4時間以内に収まることが多くなりました。
作業そのものに慣れたことと、自分なりの「型」ができてきたからだと思います。
夜は10分できればOK!
夜作業を10分で終わらせるのは手抜きではなく、「ゼロの日を作らない」ための継続戦略です。
私はもともと、クロノタイプ診断でも朝型派ではありません。
しかし、夜は本業の疲れで集中力が持たないため、誰にも邪魔されない朝にメイン作業を寄せる形にシフトしました。
もしかすると、朝型ではない自分が朝型の生活に変えたから、習慣化するまでに時間がかかったのかもしれません……。
真面目な性格ゆえに以前は「今日も夜作業できなかった」と落ち込んでいましたが、今はハードルを極限まで下げ、「明日のスタートダッシュ用の準備が5〜10分できればOK!」と割り切っています。
逆に、夜のほうが頭が冴えている人なら、夜に3時間作業して、朝は10〜30分だけ作業するというやり方でもいいと思います。
「朝に何時間やるか」ではなく、自分が一番集中できる時間帯に重要な作業を置くこと。
作業の習慣化を助けたアイテム
習慣化をするために役立ったな〜と感じたアイテムを紹介します。
昇降デスクで集中力UP!

長時間座りっぱなしで腰痛に悩まされていたため、昇降デスクを導入しました。
立ち作業を挟むことで、腰痛が劇的に改善されただけでなく、気分を切り替え集中力も続きやすくなり、これは「もっと早く買っておけばよかった」と後悔した1点です。
アプリ「Studyplus」による記録の可視化

習慣化のきっかけの一つになったのが、Studyplusという無料アプリです。
もともとは学生の学習記録アプリですが、勉強時間を記録・可視化できる仕組みは副業の作業時間管理にもそのまま使えます。
毎日の作業時間を可視化できるので、地味にモチベーションにもなります。
また、1週間・1ヶ月の作業実績を累積グラフで確認できて、1日の作業時間が短くても他の日で取り戻せる感覚もあり、「これだけ積み上げられた」と自信を持てるようになります。
今は、ある程度習慣化できたので使用していませんが、習慣が崩れてきたときや、新しいことに挑戦したいときには、また初期段階で使おうと思っています。
まとめ|会社員の副業は「時間管理」だけでは続かない

振り返ると、副業時間を作れるようになったのは「時間割をうまく組んだから」ではありません。
自分の生活や性格に合わせて、続けるための仕組みを作り直してきたからだと思っています。
- モーニングルーティンは「こなすこと」を目的にしない
- 着替えなど、始めるためのトリガーを作る
- 朝ダラダラしてしまう人は、起床から着手までのタイムラグを減らす
- できない自分を「1日だけ」許し、2日連続では休まない
- 週1日は大切な人を優先する日をつくり、本末転倒を防ぐ
- 夜は基準を下げて「ゼロの日」を作らない
- 運動も集中力と体力を維持するための投資と考える
私は、習慣化と自分なりの仕組みを作るまでに半年以上かかりました。
とくに、自分に厳しく真面目な人ほど、できなかった日の自分を許すことには時間がかかるかもしれません。
ですが、諦めずに続けることで、少しずつ自分に合った「塩梅」が見えてきます。
もし、「やらなきゃと思ってるけど、なかなか集中できないし机に向かえない」という人は、まずは一つ、「〇〇したら机に向かう」のような小さな仕組みだけでも、ぜひ試してみてください。


